慈眼寺のしだれ桜は昭和57年に指定された坂戸市の天然記念物です。
高さ約15メートルと大きく、美しいこの桜の木は、樹齢250年以上とも言われており、毎年開花の時期を迎えると、市民はもとより遠方からも多くの見学者や参拝客が訪れます。
慈眼寺のしだれ桜は昭和57年に指定された坂戸市の天然記念物です。
高さ約15メートルと大きく、美しいこの桜の木は、樹齢250年以上とも言われており、毎年開花の時期を迎えると、市民はもとより遠方からも多くの見学者や参拝客が訪れます。
しかし、このしだれ桜は、芯材部に腐朽による洞ができ、腐朽が深く進行しています。
樹幹そのものが樹皮を残して大きな洞状態になる可能性も少なくありません。
また、根の部分も舎め腐朽が発生し、糸状菌(カビなど)やアリをはじめとする害虫も生息するなどの危機に瀕しています。
市指定の天然記念物としての余命を延ばすため、慈眼寺では、糸状菌の殺菌や増殖抑制、腐朽箇所の腐朽防止治療に取り組んでいますが、今後も継続的な施工・治療が求められています。
慈眼寺では、このしだれ桜の保存をより多くの人に認識していただくため、しだれ桜保存を目的としたチャリティイベントを毎年開催しています。
イベントでは、資料を配付してしだれ桜を守り続けていくことに対する高い関心を喚起するとともに、募金箱を設置し、延命対策費用へのご協力もお願いしています。しだれ桜保存の活動に共感する多くの人たちが、無償でイベントの準備・運営に協力してくださっています。
慈眼寺では、これからも多くの方々のご協力と支援をいただきながら、しだれ桜を長く楽しんでいただけるよう努めてまいります。