しだれ桜の開花時期には毎年数多くの参拝客が集まる慈眼寺ですが、もう一つの柱として誕生したのが、本堂にどっしりと構えている巨大閻魔像です。
慈眼寺には、十王図という掛軸があり、これを使って子供たちに善悪を説くことはできないかと考えていましたが、十王図は傷みも激しく、このたびの閻魔像の製作に至ったものです。
当初、せいぜい高さ60cm程度のものを考えていましたが、最終的には1.5メートルを超える大きさになりました。両眼は玉眼に仕上げ、さらに表情が豊かになりました。
最初に形ができあがったときには胸の高鳴りを抑えることかできなかったほど、顔の表情や姿勢、威圧感は素晴らしく、しだれ桜と並んで閻魔像を慈眼寺の大きな柱にしていければと期待しています。
この閻魔像により、子供たちに善悪を説きたいと考え、2013年9月には第1回絵解きを開催し ています。今後定期的にこうした会を続けていきながら、慈眼寺を訪れるみなさんにこの素晴 らしい閻魔像を見ていただける機会を増やしていくことを楽しみにしています。
(夜間は参拝出来るように照明を点けて透明ガラス越しに扉の外から参拝頂けます)
本堂内でご覧になりたい方は、事前にお問い合わせの上、ご来山ください。